マタニティペイント、ベリーペイントってどういうもの？
海外を中心に人気の「マタニティペイント（ベリーペイント）」ですが、近年では日本でも注目されつつあります。マタニティペイント・アーティストに依頼をして、妊婦のお腹に直接絵を描いてもらうものが一般的ですが、セルフでペイントしたりシールタイプのものを使えばて個人で楽しむこともできます。ここでは、マタニティペイントの魅力や撮影するのにおすすめのタイミングをご紹介します。
マタニティペイント（ベリーペイント）とは？
マタニティペイント（ベリーペイント）とは、ボディペイント用の絵の具を使って妊娠中のお腹に絵を描くアートのことで、1日限定の特別なアートになります。安産のお守りとして、海外では広く浸透しており、歌手のマライア・キャリーさんが自身のSNSアカウントでマタニティペイントの写真を公開したことを皮切りに、日本にも少しずつ浸透してきました。別名はベリーペイント（お腹へのペイントという意味）、もしくはジェステイショナル・ペインティング（Gestational Painting）と呼ばれています。「ジェステイショナル」とは、「妊娠」を意味する英語です。
マタニティペイント（ベリーペイント）をするのにオススメな時期
マタニティペイントは、お腹のふくらみが目立つ妊娠7～9ヶ月目の時期に行うのがベストです。この時期であれば、つわりが落ち着き体調も安定している日が多いので、マタニティペイントに挑戦しやすいでしょう。ただし、一定の時間お腹を出したままとなるので、特に体調のいい日を選んでマタニティペイントに臨むことをおすすめします。また、少しでもお腹に張りを感じたり、体調が悪いと感じたりしたら、無理せずに休むようにしましょう。
日本の妊婦さんだと、妊娠5ヶ月目の「戌の日のお参り（安産祈願のお参り）」に合わせてマタニティペイントをするケースもあります。ただ妊娠5ヶ月ですとまだお腹のふくらみが目立っていませんので、人によっては「戌の日のお参りと、妊娠8ヶ月目に2回マタニティペイントを楽しんだ」という方もいます。2回撮ると、5ヶ月目と8ヶ月のお腹のふくらみ具合を比較できますので、おすすめです。
マタニティペイントの魅力3つ
今回、「マタニティペイントについて初めて知り、挑戦してみたいけれど、どんな良い効果が得られるかもっと知りたい！」と思った方もいるかもしれません。そこでここでは、マタニティペイントの持つ主な魅力についてご紹介します。
妊娠中の思い出や記念になる
マタニティペイントをマタニティフォトとして残すことは、良い思い出作りになります。赤ちゃんが生まれて少し大きくなったときに、当時のことを話してあげるきっかけにもなりますし、子育てに悩んだときにも力を与えてくれる写真になるでしょう。
特別な体験ができる
「妊娠中の大きなお腹に絵を描いてもらう」という経験は、人生のうちの特別な時期にしか体験できないものです。妊娠中は、戸惑ったり緊張したり、マタニティーブルーになったりするなど精神的に不安定になりがちですが、このような非日常感を味わえるイベントを設けることで、気分転換やリフレッシュ効果が期待できます。
癒し効果がある
安産祈願のマタニティペイントは、癒し効果が抜群です。妊娠中はメンタルが不安定になりがちですが、メルヘンでかわいらしいイラストとともに、ママから赤ちゃんへのメッセージをお腹に描いてもらうことで、幸せな気持ちで満たされます。出産が待ち遠しく感じられるばかりでなく、妊婦である限られた期間を前向きに捉えることができるでしょう。
どんな絵柄を選ぶべき？
マタニティペイントには、特に絵柄の決まりはありません。何をペイントするかは自由です。特に人気なのは「赤ちゃんが眠っている絵柄」、男の子には「宇宙や動物モチーフの絵柄」、女の子には「リボンや花のモチーフ」などがあげられます。赤ちゃん誕生の予定月を描いたり、赤ちゃんへのメッセージを書いたりするのも人気です。お腹の丸みを活かして、地球や卵などのユニークな絵柄を描くママもいます。アイデア次第で様々な楽しみ方ができるので、家族と一緒に自由にペイントするのも良いでしょう。
またマタニティペイントを、モノクロ写真で残したいという方もいらっしゃるかもしれません。その場合は、ダークな色合いの絵の具でペイントするか、「ヘナ」という植物の葉の茶色い色素で描く「ヘナタトゥ―」でエキゾチックな柄とメッセージをペイントすると、素敵な写真に仕上がりますよ。
マタニティペイントの定番メッセージ
赤ちゃんへのメッセージは、マタニティペイントの定番。英語でメッセージを書くと、シンプルなのにおしゃれなマタニティペイントに仕上がります。以下で、特によく使われる英語のメッセージをまとめました。
Welcome baby.
「ようこそあかちゃん」というメッセージ。ママ・パパの赤ちゃんに対するお迎えメッセージです。
Thank you for coming us.
和訳すると、「私たちのところへ来てくれてありがとう」というメッセージになります。赤ちゃんが来てくれる喜ばしい日を、メッセージでお祝いしましょう。
Can't wait to see you.
「あなたが来てくれるのが待ち遠しい」という意味になります。赤ちゃんの誕生を心待ちにしている家族の気持ちを表すのにぴったりなメッセージです。
You are our treasured angel.
「あなたは私たちの宝物」と伝えるメッセージです。「エンジェル」と書くところから、赤ちゃんへの愛情が伝わってきます。
マタニティペイントはプロに依頼する？セルフでペイントする？シールを貼る？
マタニティペイントの方法は、大きく分けて2つです。マタニティペイント専門のアーティストに描いてもらうケースと、家族と一緒にセルフでペイントしたり、専用のシールを購入し自分で貼ったりするケースです。それぞれのメリット・デメリットをご紹介します。
アーティストに依頼するケース
マタニティペイントは、マタニティペイント・アーティストに依頼して描いてもらうことが一般的です。イメージする図柄や色、モチーフを伝えれば、素敵に描いてもらえるのが魅力です。プロのセンスと技術で描かれた絵は、記念に残すのにふさわしいクオリティに仕上がっているといえるでしょう。「思い出に残るマタニティペイントにしたい」、「絵心に自信がないのでプロのセンスにお任せしたい」という方におすすめです。
ただし、シールやセルフペイントと比べると費用は割高になり、基本的な費用相場は10,000～15,000円程度かかります。アーティストのアトリエに妊婦自ら足を運んで描いてもらうのが一般的ですが、アーティストによっては出張サービスに対応してくれることもあります。
「アーティストによるマタニティペイント」と「写真撮影（マタニティフォト）」のサービスがセットになっているスタジオもあります。こういったサービスをご利用の際は、費用体系のほか、プラン内容の事前確認も忘れないようにしましょう。
マタニティペイントでは、ボディペイント用の水彩絵の具が用いられます。水やお湯で簡単に落とせるため、お肌への影響はほとんどありません。お風呂やシャワーを浴びるまでのペインティングになるため、写真や動画はそれまでにしっかりと残しておきましょう。
マタニティペイントの所要時間は、図柄にもよりますが1～2時間程度です。依頼したい図柄をあらかじめ決めておくとスムーズに進むため、イメージはできる限り具体的に伝えることをおすすめします。
セルフでペイントするケース
家族と一緒に自分たちでペイントしたいときは、まず、水で洗い流せる「フェイスかボディーペインティング用の絵の具、もしくはクレヨン」を買いましょう。そんなに高価なものではなく、大手ECサイトで20色入りが1,000円～1,500円程度で購入できます。
あとは自由に描いていくだけですが、事前に家族で話し合ってどんな絵を描くのか、モチーフを決めておくと描きやすいと思います。マタニティペイントで人気のモチーフは、お花や星、ハート、天使やユニコーンで、水色やピンクのパステルカラーでかわいらしく仕上げるのが定番です。トレーシングペーパーを使って下絵をお腹に転写してから絵の具で着色するようにすると、イメージ通りに描けます。
実際にお腹に描いていく際は、力を入れすぎて、絵の具の筆やクレヨンでお腹に刺激を与えすぎないよう、家族で十分しましょう。また、母体に負担のかかる姿勢をさけ、リラックスした体勢で行ってください。
自分の妊娠中お腹に絵を描くという経験はなかなかできないものです。家族とこれから生まれてくる赤ちゃんとの貴重なコミュニケーションの場となり、かけがえのない思い出になること間違いなしです。
デメリットとしては、普段あまり絵を描かない人の場合、自分で絵を描くというのはなかなかハードルが高い行為かもしれません。失敗したり、うまく描けなくて、憧れの「フォトジェニックなマタニティペイント」にならないことも考えられます。完成度の高いアート写真を残したい場合は、やはりプロのマタニティペイント・アーティストに頼むことをおすすめします。
シールを貼るケース
市販の専用シールを使ってマタニティペイントを楽しむこともできます。アイテムにもよりますが、費用相場は1,000～4,000円程度であることが多く、ネットショップでも手軽に購入できますので、プロのマタニティペイント・アーティストに依頼するよりも手軽でリーズナブルに楽しめるのが魅力です。「今後のためにお金を節約したい」、「アトリエに足を運ぶ時間がなかなか取れない」という方におすすめの方法だといえるでしょう。
デメリットとしては、シールだと図柄が限られてしまうことがあります。「どうしても取り入れたいモチーフがある」、「人とかぶらないマタニティペイントをしてみたい」という方は、アーティストへ依頼することがベストです。
マタニティフォトはネーブルにお任せ
ネーブルは、マタニティフォト＆ベビーフォトの老舗スタジオとして、世田谷をはじめ、大宮や名古屋にもスタジオを構え、多くのママやパパ、赤ちゃんの思い出の1枚を撮影してきました。特にモノクロ写真による、静かだけれど力強い表現を得意としています。
マタニティペイント（ベリーペイント）の撮影をはじめ、マタニティフォトの撮影方法には様々なパターンがありますが、その中でネーブルが得意としているのが、妊娠中の神秘的な姿を撮る「マタニティフォト」、3週齢までの生まれたての赤ちゃんを撮る「ニューボーンフォト」、赤ちゃんと家族を撮る「ファミリーフォト」になります。
ママのお腹に命が宿るという神秘的な時間を、モノクロで非日常感あふれる作品に仕上げる「マタニティフォト」をご希望の方には、写真のドラマ性を高めるため、撮影用の衣装のお貸出しも承っております。ドレスから私服ライクなものまで、イメージに合わせてご利用くださいませ。
撮影の際は、経験豊富な撮影スタッフが、フォトジェニックなポーズを様々にご提案し、お客様が持つイメージを大切にしつつ、よりアート性の高いお写真になるようサポートさせていただきます。世田谷・大宮・名古屋でマタニティフォト＆ベビーフォトをご検討中の方は、ネーブルまでお気軽にご相談ください。
